“大和饭店”和“武藏旅馆”
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“大和饭店”和“武藏旅馆”
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3秒自动关闭窗口出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
基準：9,570t
公試：11,100t
艦本式ロ号混焼缶6基
（二重減速装置付）2基2軸 8,300shp
竣工時定員 299名
8隻（内 糧食配給艇3隻 真水配給艇1隻）もしくは9隻
伊良湖（いらこ）は、の運送艦（）。艦名はの「」にちなむ。
対米開戦が現実味を増す中で、艦隊随伴能力を持つ給糧艦が「」一隻のみであることに危惧を抱いた海軍の判断により、の追加分として神戸で建造された。基本計画番号J20、艦型は三島型の構造である。25,000人に14日分の食料を供給する能力を持ち、冷蔵設備、食品製造設備、洗濯機械を備えていた。
煤煙が食品に混入することを防ぐため、煙突を高くしている。資料によっては「間宮」の同型艦としているものがあるが、誤り。
（昭和15年）5月30日に起工。（昭和16年）2月5日、「伊良湖」と命名され、運送艦として登録される。駆逐艦「」や「」も同日附で命名されている。2月14日、進水。12月5日に竣工。同日附で籍。同時にへ編入された。
（昭和17年）1月、を出港し、、方面へ糧食補給を行う。2月から5月にかけて、方面の艦船への糧食補給、への輸送に従事。8月からは呉とトラック間の輸送に13回従事した。
1943年（昭和18年）12月7日、「伊良湖」と「靖国丸」は空母「」、第16駆逐隊2隻（、）に護衛されてトラック泊地を出発。14日、横須賀へ帰投した。
（昭和19年）1月3日、「伊良湖」は第27駆逐隊2隻（、）に護衛されて横須賀を出港、11日にトラック泊地へ到着する。 1月20日、トラック北方で「」(USS Seadragon, SS-194)の雷撃を受け損傷したため、駆逐艦「」が現場へ急行。だが「涼風」による曳航は失敗した。重巡洋艦「」、駆逐艦「」等も救援にかけつけ、「伊良湖」は沈没を免れた。
内地に帰投後、横浜、佐世保において修理を実施した。7月5日、付属に編入された。8月に修理を終えへ出港。9月21日、マニラで空襲を受けに退避したが、9月24日にコロン湾で水上機母艦「」と共に米軍艦載機の攻撃を受け、大破着底し放棄された。翌年11月30日に除籍となった。
現在はダイビングスポットになっている。
で本艦の改型である基本計画番号J20c、仮称艦名第5408号艦、予定艦名「久須見」の建造が計画されたが、戦局悪化のため日に計画中止となった。
辻栄作 大佐：日 - 日
辻栄作 大佐：日 - 日
富沢不二彦 大佐：日 - 日
岡野慶三郎 大佐：日 - 日
宮元八十三 大佐：日 - 日
.22『伊良湖|運送艦|(艦要目略)|川崎重工業會社|15-5-30|16-2-14|16-12-5|(装備略)』
.22『伊良湖|148.11|19.00|5.40|9.570|(速力)17.5|(短艇数)9|(日時略)|大砲12C/m…2|「タルビン」2|艦本式6|(推進器数)2|(馬力)83.000』
ボイラーは片桐大自の研究によれば石炭専焼である。片桐大自『聯合艦隊軍艦銘銘伝』新装版、光人社、1993年p.575。
海軍定員令 昭和16年12月5日付 内令第1594号制定分 「第91表ノ2 運送艦定員表其ノ6」。この数字は特修兵と軍属を含まない。
.3-4『達第二十四號　昭和十五年度ニ於テ建造ニ着手ノ一等駆逐艦二隻、一等潜水艦一隻、駆潜艇一隻及運送艦一隻ニ左ノ通命名ス｜昭和十六年二月五日　海軍大臣及川古志郎｜株式會社藤永田造船所ニ於テ建造　一等駆逐艦　舞風(マヒカゼ)｜舞鶴海軍工廠ニ於テ建造　一等駆逐艦　夕雲(ユフグモ)｜川崎重工業株式會社ニ於テ建造　伊號第十一潜水艦｜株式會社石川島造船所ニ於テ建造　第十七號駆潜艇｜川崎重工業株式會社ニ於テ建造　運送艦　伊良湖(イラコ)』
.18-19『内令第百三十四號　特務艦類別等級別表中左ノ通改正ス｜昭和十六年二月五日　海軍大臣及川古志郎｜運送艦ノ項中「宗谷」ノ下ニ「、伊良湖」ヲ加フ』
世界の艦船 『日本海軍特務艦船史』、p. 139。
世界の艦船 『日本海軍特務艦船史』、p. 29。
.31『内令第千五百九十一號　特務艦　伊良湖　右本籍ヲ佐世保鎮守府ト定メラル｜昭和十六年十二月五日　海軍大臣嶋田繁太郎』
.21『12月7日0500千歳/靖国丸、伊良湖、第十六駆逐隊(天津風雪風)横須賀ニ向ケトラック発』
.47『14日/115天津風雪風横須賀着、1255秋月トラック着』
.13『27dg(時雨、春雨)横須賀ニ在リテ待機中/3日伊良湖ヲ護衛横須賀発』
.31『11日0900将旗27dg→各隊/27dg(時雨、春雨)伊良湖「トラック」着』
.9『涼風(略)19日雲鷹救難ノ為24dg(海風)浦風ト共ニ出撃セルモ命ニ依リ引返セリ、20日伊良湖救難ノ為出港翌21日入港』
.60『21日0305伊良湖/涼風ニテ曳航試ミタルモ「スリップ」切断曳航不能トナル進水漸次増加スルニ依リ他ノ曳船派遣方至急艇手配アリ度、涼風警戒任務ニ就カシメタリ』
.60『21日0701潮→2KEg 妙高(涼風鳥海曙九〇二空/伊良湖ハ浸水増加危険状態ナリ0700鳥海到着セリ(略)』
世界の艦船 No. 129、p. 43。
戦史叢書 『海軍軍戦備(2)』、p. 95。
昭和16年8月11日付 海軍辞令公報 （部内限） 第688号。アジア歴史資料センター レファレンスコード C で閲覧可能。
昭和16年12月5日付 海軍辞令公報 （部内限） 第764号。アジア歴史資料センター レファレンスコード C で閲覧可能。
昭和17年4月10日付 海軍辞令公報 （部内限） 第841号。アジア歴史資料センター レファレンスコード C で閲覧可能。
昭和18年3月15日付 海軍辞令公報 （部内限） 第1069号。アジア歴史資料センター レファレンスコード C で閲覧可能。
昭和18年9月20日付 海軍辞令公報 （部内限） 第1219号。アジア歴史資料センター レファレンスコード C で閲覧可能。
昭和19年11月13日付 秘海軍辞令公報 甲 第1642号。アジア歴史資料センター レファレンスコード C で閲覧可能。
（防衛省防衛研究所）
Ref.C 『昭和16年1月～6月達/達昭和16年2月(1)』。
Ref.C 『昭和16年1月～4月内令1巻/昭和16年2月』。
Ref.C 『昭和16年11月～12月内令4巻/昭和16年12月(1)』。
Ref.C 『昭和17年4月～6月内令2巻/昭和17年5月(2)』。
Ref.C 『昭和18年12月1日～昭和19年5月31日第10戦隊戦時日誌(1)』。
Ref.C 『昭和18年12月1日～昭和19年2月29日　第2水雷戦隊戦時日誌戦闘詳報(3)』。
『丸スペシャル』第34号 特務艦、潮書房、1979年
片桐大自『聯合艦隊軍艦銘銘伝』新装版、光人社、1993年。
片桐大自『聯合艦隊軍艦銘銘伝』普及版、光人社、2003年。
No. 129 （1968年5月号）、海人社、1968年。
No. 522 増刊第47集 『日本海軍特務艦船史』、海人社、1997年 ISBN 4-。
第88巻 『海軍軍戦備 (2) 開戦以後』、、1975年。}